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住宅の建替えを依頼され下見に行って来ました。
少し小振りの平屋住宅は、30年ほど前、私が仕事を始めてまもない頃、設計・施工させていただいたものです。
ところが新築成って若いご主人が住んだ期間は3か月、想定外の転勤で札幌に異動。しかも3年の予定が実に30年に及び、結果として,この家は最初の3か月以外は6年間空家、その後借家で今日に至ったわけです。
建物については、それ自体しっかりした造りで、あまり傷みもないのですが、戻って来る住人の事情は家族構成、家具・調度、その他住宅設備、そういったものが全て大きく変ってしまっているわけです。やはり30年です。その30年間のギャップを調和させるため、最初、リフォームを検討したわけですが、建物がしっかりしているとはいっても30年前の設計・構造ですから、高気密化の面などいろいろ難しい点もあり、最終的には思い切って「建替え」することに落ち着きました。
現在プランニングの段階。8月には解体を始める予定です。何か少し淋しい気もします。
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「Tさんの家」は建てて10年ほど過ぎました。
丁度、春休みだということで大学三年生の息子さんが家に帰って来ていて、家中がにぎやかになっていました。
薪ストーブの温もりや、広々とした吹き抜け空間を支える自然木を思わせる柱・・・大切に使われている家は、そこに住む人と一緒に呼吸し成長しているかのようでした。
6年前に建てた家です。
スケールは小さめですが三世帯の住宅になっています。
Hさんご一家は家族の結びつきを大切にされていて、早く亡くなられたお父さんの仏壇もいつも家族が集まる居間に設けられました。
農業を営んでいる「Eさんの家」は20年前、二世帯住宅として建てたものですが、現在では一所帯増えて、三世帯の住む家になっています。
今回は台所と食堂の一部を改修しました。
活力にあふれたEさん宅の様子を拝見していると、十勝の農業を根底で支えているのは正に『家族力』だなあとつくづく感じます。
子供室
ロフト
「山際の家」は子供部屋とロフトの工事に入っています。
両部屋とも壁、天井に厚さ9.5ミリのカラマツ合板を石膏ボードの上に貼る作業です。
何でもない作業のようですが、合板の割付と目地を通すところに大工さんの性格が現れます。